懲りない年寄りの嘆き

「菜根譚」、中国の「明」の時代の書物に次の格言があります。

「花は半開を看、酒は微酔に飲む この中に大いに佳趣あり…」

花は満開を見るよりは五分咲きのほうが、この先、まだ楽しみがある。

酒は飲み過ぎず、ほろ酔い加減が最も趣がある、との意味です。

酒については、この境地に達することを目標に

毎夜挑戦していますが、どうも無理の様です。

酒は飲み過ぎないように、気を付けてはいるつもりでも、

杯を重ねるたびに、ついつい飲んでしまいます。

悪酔いしないようにと、必死に抑えてはいますが。

外で飲むと、ついには、最終電車にも間に合わない始末です。

家族への言い訳は「友人がなかなか帰ろうとしなくて」と、

いつも同じ言い訳の繰り返しです。

この様に「懲りない年寄り」は、人のせいにして、自分だけは良い子になろうとしています。

いくつになったら悟れるかな?と思いつつ今日もまた酒を。