ザリガニ飼育から学ぶ

こんにちは。飛鳥エンジニアリングのブログ担当です。

幼児期の子供に命の大切さを学ばせ、ゲームのようにリセット出来るようなものでは無いことを教える為、昨年9月から近所の公園の池で釣ったザリガニを庭の水槽で飼っています。

ザリガニは餌が足りなくなったり、脱皮したばかりの殻の柔らかい仲間を見つけると共食いをしてしまうので、隠れ場所を確保する為、鉢植えや塩ビ管、ホテイ草(エサもとしても使える)を用意し、脱皮の際の足場、酸欠防止用の場所を作る為の砂利も購入し、妻、子供達と一緒に水槽内のレイアウト(隠れ家、休息場、通り道の配置)をしました。また、身体の大きさや、オスメスのカップルも考え、2つの水槽に5匹づつに分けました。

それから少なくとも2日に1回は水を入れ替え、朝夕の1日2回のエサやりを行なってましたが、12月にはいり寒くなると隠れ家に籠もり、姿を見かけることが少なくなり、エサはたまに水草だけを食べるだけなので、エサやりは暖かくなる春先までは必要なくなりました。子供達は姿が見えなくなり、『大丈夫かな?病気なの?』と心配しつつ、隠れ家の鉢植えを動かし、姿を見つけるというザリガニにとっては迷惑な行為かもしれませんが、命の大切さを理解してきていると微笑ましく感じます。

そして、今年に入り寒さが一段と増し、水槽の水が凍ってしまう事も多くなりましたが、ある日の朝、ついに事件が起きてしまいました。

水槽の水と一緒にザリガニも凍り、食品売り場の冷凍ガニのような状況になってしまいました。家族皆が死んでしまったと思いながらも、常温の水を水槽に入れて、氷を溶かし、ザリガニにも水をかけると少しづつ動き出し、蘇生しました(まさにコールドスリープ状態)。寒さに強いとは聞いてましたが、解凍したら生き返るなんて、ザリガニのしぶとさには感心させられました。

外来種として忌み嫌われることもありますが、私も彼ら(ザリガニ)のようなしぶとさを持って、業務に臨んでいきたいと思います。