🎍お正月の朝、湯気の向こうに見えた景色

小さいころ、お正月の朝。
まだ眠たい顔のまま、家族でこたつに集まったあの日。
静かにキッチンで準備をして、ふわりと広がる出汁の香り。

そして小さな器に、
白くてふっくらしたお餅が浮かんだ お雑煮がやってきました。

湯気越しに見える丸いお餅は、
まるで「今年もよろしくね」と微笑んでいるようで、
その一口目が、小さな新年の儀式みたいだった気がします。

お餅を噛むたび、
ゆっくりと伸びて、
甘みがほんのり広がっていく時間——
あの感覚が、今も冬の私を温めてくれる宝物です。

関連記事